議事録:長澤 #Parking in the city 発表者:奥田 手代木:34ページの家を移動させるところのs-1台がわからなかった 奥田:S台とめられる駐車場ができて、移動した家の分の1台が抜かれている。徒歩で移動していた家が車で移動したほうが得するようになる。そのような交換を繰り返して最適なところを探索する。 長澤:鉄道駅とかをいれた場合はどうか。 奥田:大体の交通手段、公共交通機関でCBDにいくという論文は見たことがある。なんらかの条件を緩和するとできなくないのでは。 加藤:あまり理解できなかったが、均衡と最適条件はセットで考えるものなのですか 奥田:均衡かつ最適が一致するのはけっこういいことなので、実現するにはどうすればいいのかを考えるのは意義のあること。一致するのは珍しい。 平松:家賃の差が式に入ってこないのはなぜか 奥田:社会の便益としては入ってこない。お金のやり取りは総和が変わらないから。 松永:僕の読んでいる論文も均衡解と最適解が一致していた。奥田さんの論文と今回読んだ論文は少し乖離があると思うが、どのような思考をしたのか。 奥田:リンク長とか入りそうな値を自分の論文から持ってきて、思考してみる努力してみたという感じ 福谷:独占的競争価格は現実に起こるものなのか 奥田:実際には実現されていないと思う。けど、あんまはっきり答えられない 渡邊:日本だとどうかな。基本的に駐車場に寄って料金は変わる。曜日とかによっても変わる 奥田:価格変動のダイナミクスの中で部分的に実現している部分もあると思う。 福谷:現実として駐車場が増えていることが見られると思うが、均衡が実現されてないのか社会的便益の考えが違うのか 奥田:たぶん駐車場以外の混雑とか排気とか考えたらそりゃ最適化はされてないが、それは論文でも指摘されている。そういう過程を置いているから 須賀:地方と都市でいったら、都市の話ですか。 奥田:どっちでも大丈夫なんじゃないかな 須賀:なら、自転車の駐輪場とかでも拡張できるのか 奥田:表現できるとは思うが、計算は複雑になると思う。 小川:駐車場混雑の外部性などはどこかで考慮されていましたか?外部性がない場合はUEとSOは明らかに一致すると思います 奥田:駐車場の探索コストとして外部性が考慮されている。考慮されているのに一致するのが面白い。コストの取り方は空いてるか空いてないかを考えるというな感じにしているが、別の形で設定した時になりたつのかも、論文の中で言及されている。 小川:相互作用というのは距離や探索コストのトレードオフという理解であっていますか? 奥田:そうです。たとえば、土地の利用が変われば駐車行動も変わる、そして駐車場も変わる。 増田:線形都市の上で駐車場になってる場所に住宅や商業が立地できる,みたいな家計と駐車場の立地選択の話は入ってない?付け値地代みたいな 奥田:想定しているプレーヤーが3者いると思っていて、通勤したい駐車したい人・駐車場の管理者・地主。この中に付け値地代とかの話は入っているのだと思う。 須藤:線形ではなく円形とかにはできない? 奥田:できると思います。ただ面積とかぐるっと回るとか考えると… 倉澤:駐車場の空いてる台数でというのは実際は一台でも空いてればいいのでは 奥田:待ち行列みたいな考え方で一台空いてればいいという論文もある。 望月:16ページのshadow priceがよくわからない。n(x)というのは満車になってるというわけではない? 奥田:はい 望月:駐車場を増やせば増やすほど社会的な便益が増えるということに注意 奥田:幅kで微分をしていることに注意。均衡を求めるときはkを固定している。 渡邊:スライド10ページ。これがキモだけど、ヨーロッパの文脈が強い。日本の文脈とかだと立体駐車場とかが入ってきて、立体的な探索コストも出てくる。 #Improved public transportation in rural areas with self-driving cars: A study on the operation of Swiss train lines 発表者:須藤 渡邊:浪江の文脈だと、スマモビはオペレーションコストが高いから、無料のオンデマンドタクシーにはコスト面では敵わない。でも、オンデマンドタクシーは浪江町民しか使えなかったりする。 平松:浪江の場合だとスマモビは3台しかないから配車に時間がかかる。この論文だと待ち時間が5分以内だが、浪江でやろうとすれば台数を増やすしかなかったりする。その辺の条件を緩和する必要がありそう。 渡邊:浪江のスマモビって結構待つ。町に買い取ってもらったりしたいからコストが増えるから台数は多くできない。 須藤:オンデマンドと既存の交通と合体させたりするとよかったのかなぁ 加藤:地方部の研究があまりなかったのは難しさがあったりしたのですか 須藤:地方部の方が潜在的需要は高そうだが、研究が少ないのは論文にかいてあったが実際のとこどうなんだろうね 渡邊:日本と欧州だと公共交通の値段へのうるささが違ったりする。裾野を広くというか。 白井:都市部の方がビジネスとして成り立つ程度には需要がある。都市部の競合はタクシー、地方部だと車からどう転換してもらうかという話になってきそう。焦点を当てる部分が全然違ってきそう、需要が疎だと空間も疎になるとか。 長澤:線形なネットワークはどのくらいの規模なんだろう。 須藤:18kmとか41kmとかで検証しているが、41kmの方では通しで乗る方がいたりして鉄路の方がコストが低かったりした。論文の言う限りでは垂直な交通網がなければ成り立つと思われるが、長くなると拠点ができるのが普通なので、あまり長くなると難しそう 渡邊:完全に代替しなくてもよさそう。既存の交通と組み合わせるとか 手代木:浪江のデマンドタクシーは町民無料だが、なんでスマモビを導入しようとしているのか 渡邊:構図としては日産が受け入れてもらおうと言うのがそう。関係人口が多いから、スマモビみたいな交通がいいのではというコンセプト。 手代木:デマンドタクシーは震災前から? 渡邊:後です。 手代木:デマンドタクシーに料金を支払えばいいというのとスマモビは何が違うのか 渡邊:料金体系が結構違ったりする。スマモビは3回目から無料 渡邊:既存の交通とオンデマンドの組み合わせの須藤くんの意見は 須藤:ピークのわかりやすいところとかで棲み分けていくのがいいのでは 渡邊:高齢者の多いところは、ピークがわかりづらかったりする。どのようなサービスを提供すべきか 須藤:利用が疎で狭い地域で完結している場合に関してはどのような時間が必要かとか利用者側からも呼びかけるような双方向的な需要の発信をしていく話し合いの場があるといいのでは。 白井:Tosstalに関して本当は鉄道需要が疎じゃない。待ち時間5分で実現するのはめっちゃコストが高くなる。これは問題なのでは。需要の密度とコストの関係について気になる。 須藤:地域にどのように合わせていくかという話は、14ページの研究手法の(5)senario adapted strategyとか 渡邊:付知とかで白井さんはdoor to doorで回すか路線で回すか 白井:朝の通学需要はあるが、需要密度的にもdoor to door でいいと思う