小島 ますはし、近藤、望月、増田、小島、福谷) 今後こういうふうにして評価していきたい、ということは言っていた?パネルとしてデータを取ることは難しくて、メルボルン前にどこにいたかとかわからないといけないとか思ったんだが。そもそもそんな追跡はする必要はない? 小島)発展性という意味だと、居住以外も見るのが1つ。2002年に完成したが、計画のたたき台は1980sから基礎ができだした。各地方自治体はそれをもとに計画を進めていた。追跡は、不動産会社が合併して、一気に大きいビルを建てる、というのが中心市街地では起きている。そういう不動産の動向は追跡したい。 ます橋) そもそもコンパクトシティ政策があり、色々なインパクトが含まれてて、評価したい対象は居住密度ってこと? 小島) 将来的にはインパクト全部やりたいが、筆者は第一歩として居住密度をやってるんだと思う。 白井・おがわ・おくた・はやし) 空間的自己相関。計算するにあたって範囲をどう設定したのか。活動拠点の中だけで考えてるのか、郊外とか広い範囲で考えてるのかにより、結果の解釈が変わってくるのでは。 小島) メルボルン市内の、東京23区みたいなイメージ。 かね,まゆ,かと,くら) 空間的自己相関指標のところ。空間の属性は具体的に何があるのか? 小島) 一番最初の地籍データベースが、住宅地図。その中で入っている情報は書いてなかったが、単純に建物とかの用途。面積が入ってたとしても、それは考えずに、住宅地の戸数しか考えられてないと思う。 金田) 自己相関指標を考えるときは、戸数しか考えられていない。 空間的自己相関は、空間重みづけ行列から直接求められるのか? 小島) 空間隣接行列→空間重みづけ行列→空間的自己相関。 金田) 空間的自己相関は、空間的近さを表している指標で、それに属性を加えて計算を施すことで、近い距離にある2つの属性が似ているかを表しているのでは? 小島) 空間自己相関の計算は論文内で触れられていない。+αみたいなところはあったのかも。 奥田) 空間隣接行列があって、参考文献(1)のp.52の4に式がある。これを計算してるんですか。 これの属性をx,yとします、今回はそれが密度だと解釈した。 金田) 密度じゃなくて商店の数とかだったら、別の結果が出るのか。 小島) 筆者も、将来の展望としてはそういうふうにしたいんだと思う。他にも面積や商店の数も入れてやっていきたいと書いてあった。