5/12理論談話会#1 Network-deamon 発表者 出原 ページ16 羽藤 土地の取得みたいな話だとどうなるのABがいて敷地山と敷地海があると 出原 お互い逆の方がいい 羽藤 そういう場合もあります ページ19 羽藤 土地の理解だとできる?売り買いがマッチングしたらこれで書ける?トイモデルならこれで書ける? 小林 市場が閉じてないといけない 質疑応答 羽藤 出原の研究の中ではどう使えそう? 出原 デーモンを入れることでネットワークのどこに脆弱性があるかわかる。ネットワーク評価に使えるか。 羽藤 デーモンの考え方はネットワークに限らない。 出原 ネットワークでしか考えてなかったが、土地など他でも使えるか 鈴木 デーモンという悲観的な仮定が面白いと思った。 羽藤 デーモン的な発想で均衡配分を行うのは、上位配分、下位配分、に何を想定するか、いろいろな考え方がある。 前田 大数の法則のところがよくわからない 出原 交通量がどう決定されるかは、利用者均衡配分、等時間原則に基づいて決定される。ゲーム理論の話に読み替えると各個人が他の人の戦略に基づいて自分が最小となる経路を選択するため、hが決定論的な一方でpは個人が戦略に基づいて決められる。多少のばらつきがあるが、nがどんどん大きくなると真の経路選択確率が同質性を仮定しているため戦略に基づいてある選択経路確率に近づく。ゲーム理論だと利用者一人一人の戦略で成り立つ世界、一方均衡配分では全員同一の仮定、そこをつなぐのが大数の法則 石井 シナリオの選択するという時に、どのリンクを攻撃するかという時に、どのリンクを攻撃するのかは組み合わせでやってるのか 出原 ネットワークがあり、リンクを一つ選んでここの交通量容量を下げるのがデーモン。組み合わせ最適化はリンクを一つだけ選ぶため、リンクの数だけシナリオがある。その中でどれを選ぶかは求解アルゴリズムのstep4、離散最適化で最大のものを選んでやる。 石井 1,3,10,12どれを選択しても最大化? 出原 そういうこと 飯塚 災害時のネットワークに相性が良さそう。旅行者は完全情報を仮定している? 出原 期待値なので全部のコストをわかってないといけない。 飯塚 下位モデルを行動モデルにすれば八幡浜で災害が発生した時にどこが壊れるのが一番困るかがわかる。 羽藤 均衡じゃないという質問が来る 飯塚 行動モデルで配分した方が合ってるのでは? 出原 そこで経路のコストは価値関数みたいに表すのか 飯塚 効用として表す 原 普通に不確実性を入れた場合とデーモンみたいなリスク回避を加えた時に、どう違いが出るのかが重要。 不確実性を入れるという配分もある。その際にリスク回避的な行動は結局どこに一番インパクトが来るかがわかっていない。 さっきの出原の(単純化された)例ではわかるが、もしそうではないとしたら、ネットワークトポロジーの影響が強いのかネットワーク関数の形が効くのか。 羽藤 自明なところではなく、もっとひと工夫欲しい。上位問題下位問題は裏返しの問題なのか、全然違う問題なのか 八幡浜でやったとしたら愛宕山に登る道が切れたときがまずいという当たり前の結果が出るだけ。 動学的な問題では、容量の先取りが重要になる? 西 多段階最適化で収束する保証、証明はあるのか 出原 特に解の一意性は触れられていなかった。 西 収束するから使うのか、収束するかはわからないがとりあえず使っているのか 羽藤 解の唯一性とか、収束の性能はいろいろあるが、そこは書いてなかった? 出原 書いていなかった。多段階最適化だと難しくなる場合もありそう 感想 出原 最後に論文でも言っていたが、デーモンが現実世界で何なのか。ネットワークの脆弱性の分析には良いが、ネットワークを悪意を持って攻撃する存在を仮定して、それを利用者が把握しているというのは、現実味がよくわからない。 羽藤 テロやコロナが近いか。ただネットワークの分析をするにはいい。