理論談話会 近松担当分 ■メモ 自己組織化…無秩序状態にはならない →が表現できていない 他にもHerding,Zipper効果,Faster-is-slower効果のような性質がある continuumモデル 歩行者流保存則 結局動的計画法(ハミルトンヤコビベルマン方程式の解として価値関数を求める)→離散時間版がベルマン方程式 解析力学の復習?→作用積分のアナロジー 力学におけるラグランジュ関数→運動エネルギーとポテンシャルの差(T-V) これをハミルトニアン系に置き換える 均衡速度の逆数の差分で密度による遅れを表現.delayとcrowdenessを区別 シミュレーションでは,自己組織化とグリッドロックの表現に成功している ■質疑 大山:個人属性という話があったが,βがどういう分布を持ってると,グリッドロック起こしやすいとか表現できないか 近松:今はできていない.あくまでも二方向からの重ね合わせ.車だと流体近似できないから. 羽藤:グローバルが入ってるのがみそ.うちらはやってない.(混ぜてハミルトニアン使って解く)歩行者で綺麗に解ききっているのがすごい. 福山:2004年の時はグローバルだけだった. 近松:そこにローカルを入れることにより,計算性を担保しながらシミュレーション可能にした. 福山:先読みの動学モデルだとうまくいかない? 近松:価値観数を更新しないのが問題.だがフルに更新しようとすると計算コストが高い.グローバルローカル組み合わせによって両者を折衷している. 羽藤:ほかの問題には使えるのか? 近松:動的計画法につながるものである.離散化するとややこしい. 羽藤:場の話とローカルの話.場の話,場の方程式ができるかどうか.流体の連続式のようなものをほかの問題で建てられるか. 近松:ハミルトニアンがおけるか,が問題.これは流体のアナロジーでやっている. 羽藤:BECを場の方程式として,ローカル関数をうまく定義できれば,共調とかが空間的に表現できるかもしれない. 山本:delayとcrowdenessの違いがよくわからない 前田:速度が落ちないけど密度がひくいほうにいく,速度を落としたくないから密度の低い方に行くは違う. 羽藤:密度チョイスと速度チョイスは面白い.ありそう.羽田である. 近松:純粋に密度が嫌or速度が落ちるのが嫌だ.課題はパラメータ推定. 福山:普通の歩行者モデルに戻った感じがする.せっかく動学化したけど,戻した. 大山:個人の概念はない? 近松:ない.場の値が出るだけ.とりあえずこれは計算性で右に出るものない.実際にやってみたい. 羽藤:歩行者OとDは決まってるからこれでできそう.広場の粒の動かし方も.sinkの位置が変わったときにどういうことが起きるのか.グリッドロックの起こるまでの時間,交通量がこんだけちがう,とかが定量的に言える. 羽藤:講義の疲れが吹き飛んだ!(相当萌えた)