福田さん議事録 ■内容 貿易費用{輸送費用,取引費用} 機械製造者,最終製造者の間にコミュニケーションが必要 機械製造者は訓練が必要(生産性シフター) 最終製造者の交渉力の強さを導入して,品質を示す 生産性シフターが上昇すると,品質は向上 想定;機械製造者の企業移転は二国間で行われ,労働者は移転しない 二種の均衡:対称的均衡と非対称な均衡 直接効果と間接効果 単位量当たりの輸送費現象 品質の向上,雇用の増加 品質が説明変数なのは難しい.品質は調整可能なのでは? 輸送費が低下しているにもかかわらず,貿易費用場上昇するという,これまで空間経済学が示せていなかった現実を,モデル化 輸送費の低下により非効率な修正が発生しうることを示した ■質疑 羽藤:集中化分散かといったときに,企業の移転のコストは考慮されているのか 羽藤:動学的な構造になっていない 羽藤:考えた方がいい 羽藤:aはわかるようなわかんないような 羽藤:aは交渉の強さと,取引の関係の式が分からなかった 福田:事後的に明らかになる,事後交渉を行う 福田:どっちの企業の利潤を最大化するか 羽藤:実際に複数に企業が,取引をやってといったデータが取れたときにパラメタレゼーションはできる 羽藤:よく親企業と下の企業でファミリー企業が設けてるじゃないか,上側の企業は…みたいな話になったときに,利益の移転みたいな話があった時にこのモデルで記述できるということなのか できる 福田:単純な立地評価 羽藤:別の地域になった時に,価格差異がなくてのびるみたいな話ができる 福田:品質っていうものを導入して 羽藤:輸送費が下がって,そのときに品質があがるということを仮定 羽藤:品質の定義ってなに? 福田:の場合だと,アフターサービスの充実化などができる 福田:品質が高い財が選ばれる 羽藤:知識産業みたいな話だと,どのような問題が起きるのか 福田:コミュニケーションをなんどもとる必要がある 羽藤:素材となる知識は集中した場所にあるとか 羽藤:価格交渉力は既定できるわな 羽藤:集積というところの関数はどういうふうに書いてあったけ 羽藤:最終製造者の側が,移転しないというのは特殊 羽藤:製造業が多いのは分かる 羽藤:知識産業をこういう問題で記述する際の特徴 羽藤:重要になる変数は違うでしょ 羽藤:川上とか川下とかというのはないかもしれない 福田:偶有性がある 福田:階層構造のネットワークとウェブグラフのネットワークの違いはでる 羽藤:知識産業で成功している地域と二次産業で成功しているところに知識産業がでてくるなど,そいうのはネットワークの違いの重なりによって相乗効果があるとかないとかそういう研究は? 羽藤:京都とかだと,京都大学と地方の企業みたいなそういう話があるとかないとか 羽藤:こっちの意識としては記述したくなるから,地域クラスターの中でどういううふうに集積していくのかっていうところを細かに記述できるのかは疑問 羽藤:マイクロに記述できるようなデータが出そろってきているのだからデータを使えるようなマイクロなモデルが気になってしまう 羽藤:kとlでどちらが効くのか 福田:品質を導入したことで山ができる 福田:輸送費がきかなくなる 羽藤:広域でどう地域が残っていくのかという話にどう使えるのか 羽藤:政策変数が何になるのか 羽藤:税制の減免措置とかならやりようがある 福田:分工場だけの地域があるならば,そこの地域をどうするのか 羽藤:地域の広がりはどのくらいのスケール? 福田:県より少し小さいぐらい 羽藤:日本においてはこの企業は未来がないから移転するという話があった時に企業の移転先みたいな研究はないのか 羽藤:新しく起業しているのか,外から入ってきているのか 羽藤:住み替えの議論と似ている.住み替えのほうが重要じゃないか. 羽藤:重力モデルに関心があって,重力型のもこっちでなんかできるとおもうのだが, 羽藤:経済地理学でどのくらい重力モデルで研究が進んでいるのか 羽藤:取引ネットワークはどのように研究されているのか 福田:もとの絵みたいなものはそんなに気にしていない. 浦田:複数地域の場合はAが同じだと,貿易は起こらない 浦田:ちょっと差がつくと1,0になってしまう,日本国内だとAが追いつくと,価値がなくなってしまうのでは 庄司:企業規模の話があったが最後のグラフだとどこに出てくるのか 福田:集積と企業規模は関係ない 羽藤:取引相手がどういうふうに空間的にばらついてるかは取引コストで規定 羽藤:情報化とかの考慮は? 羽藤:取引のネットワークの形態がどのように変わるのかとか分かるといい 羽藤:都市の配置みたいな話はないのか 羽藤:そういう話に発展できるのか 羽藤:初期配置を行った時にどのような配置になるのか 羽藤:広域とか配置の話と絡めてできると面白い. 近松の質問に対して 福田:中途半端なときは0.5ずつか0,1になるという仮定