6月27日 理論談話会 浦田さん議事録(笠原) (敬称略) 動的構造推定のモデルを細かく説明して理解を深めることが目的 構造推定とは・・・例)バスのエンジン補修・交換の問題 t期での意思決定 羽藤:普通の推定と何が違うか. 浦田:先の状態を見据えた期待効用を考慮している 羽藤:他者の選択が自分の選択に影響する 通常は自分は自分の効用のみで考える 実際は自分の推定結果に他者の推定結果が考慮されていなければいけない 構造で考えると,一期前と今を考慮することと同じ 自分が予想した状態と相手の状態をマッチさせるために繰り返し計算 羽藤:時間割引率とは. 浦田:明日千円か一週間後に2千円もらうのどちらがいいか,みたいな話. いつもらうかによって価値が変わること 羽藤:βは固定? 浦田:βは普通は固定、ベイジアンでは推定することも... 羽藤:時間割引を考慮しなくてよければ式いらない? 浦田:推移確率がはいっているので、考慮しなくてはいけない 羽藤:次の期の誤差項の方が大きい? IIDのガンベルなので、スケールは変えてない 柳沼:システマティックに変える誤差項だが,定義では同じ 森部:ロジットでβEVが入るのはなぜ? 浦田:ロジットモデルの効用項に置き換わっている d‘は次の期ではなく、選択肢集合 柳沼:価値観数自体を効用にみたてて、誤差項を設定 次の期を加味して次に修理するかしないかという、単純な選択問題として記述 柳沼:構造推定の定義には、構造型・誘導型がある. 誘導型では,パラメータ識別問題が出る 構造型はでなくていいというのがメリット なんでそんなに計算が早くなったのか? 一回ベルマンをとく? 浦田:ベルマンを評価している 不動点求める方法は解いて無くて、評価しているだけ EVの右辺と左辺で等しくなっていることを評価している EV自体をパラメータとしている 羽藤:等価性の証明だけだから、計算負荷は軽いに決まってる ベルマンの等式を一度評価すればよいので、計算負荷は小さい インパクトファクターは2012で160くらい 羽藤:EVの次元かなりおおきい? 浦田:次元についても分割しているからMFXPと同じ EVの次元数の負荷だけ 柳沼:ベルマンを解かないのがすごい 伊藤: 伊藤さんのはダイナミック入れてなくて,スタティック 動的だからすごい。