○大山さん ■質疑 羽藤:動的というのは? 大山:選択した先のリンクの持つ要素が再帰的に選択肢に繰り込まれている,ということ. 羽藤:LS=1とは? 大山:path-sizeで1なら重複なしということ.0なら経路が無限に重なって効用が下がって選択されなくなる. 羽藤:N-GEVはもうだめ?原さんがアロケーションパラメータの設定で困っていたが,Bellman使って経路列挙しないでできるのでこれはすごい.駐車場の場合は1次だけど. 福山:Link-Sizeのところがよくわからなかった. 羽藤:LSは結局どう計算する?リンク選択のパラメータ値を与えてそこから求めるということ?Link-SizeがG0というのは初期値ということ? 福山:経路の重複を考えないで,重複率を含めて繰り返し計算を行っている. 柳沼:初期値に依存すると思う.計算してまた入れて,を繰り返す. 羽藤:松山ではPPのデータがあるからこれでやりましたでもいいけど,いかがわしい.フローを使ってぐるぐる回す,ということ. 柳沼:bellmanで選択確率を出して,Link-Sizeで修正して,また戻してとやって再帰的に解いている. 羽藤:Bellmanで書いているのが新規性か.サイクリックあっても解ける?行列でやれば解けるか. シミュレーション 大山:それぞれのODペアごとに500台ずつ流した. 柳沼:パスを作っているように見える.最後ばらしているが,パスを作らないと解けない.各ノードで逐次的に解いているということか.各々のオードで選択肢を作っているからということ. 羽藤:Link-Sizeのはプロビット配分の解き方と似ている.経路は列挙していないが.ログサムを使って価値関数を表現しているが,サイクリックあるときはできない.単純なサイクリックがあるときの単純なネットワークで計算してみるとわかりそう.数値計算のプロセスを追うこと. 若ばやし:1ODでもかなり計算がかかりそう.列挙していないときに推定をどう考えているのかと思った. 柳沼:構造推定で解いている.初期値をβにょろで与えている. 大山:無限周回経路は現実から遠いということで推定のときに抜いている. 浦田:(9)式で分母をどう計算している? 羽藤:経路Kの選択確率は計算しないで保証されているので.空間経済でノードの量はやるがフローはやらない.独立性の高いネットワークの繋ぎ方と重複率の高い繋ぎ方とはちがう.隣接ノードを越えて再帰的なネットワークがあるときのつながり方とか.再帰的に繰り込まれているのにどういう意味があるかは記述できたりするかなと思う.こういう概念があるのを知って自分の研究を見ると新規性が出るかもしれない. 矢野:最大期待効用を出すときにどうやって考えているのかがわからなかった.結局何を持ってサイクリックとするかもあるが. 羽藤:全部の経路を出して計算するよりも楽だと思う.ネットワーク配分の時ならパラメータ推定しないから,駐車場の最適停止問題などできそう.