----------------------------------- 経済学勉強会(第2章:生産者行動) 日時:7月1日(日) 場所:輪講室 担当者:植村 参加者:國分,福山,斉藤,瀧口,伊藤, 大山,今泉,若林,植村 ----------------------------------- ●はじめに 株式会社の由来:リスクを一人で負うことができない事業をこのシステムにより実行 企業の行動目的として利潤最大化を仮定 ●生産者行動の定式化 ・生産者利潤 = px-wL-rK (p:生産物の価格 x:生産関数f(L,K) w:労働の価格 L:労働投入量 r:資本の価格 K:資本投入量) 生産計画の選択 max(px-wL-rK) subject to x=f(L,K) (x,L,K) ・長期と短期 可変生産要素 投入量を調整できる生産要素 固定生産要素 投入量を調整できない生産要素 長期と単位の生産計画のうち短期の生産行動を解説し 最後に長期と短期の関係を説明する すべての生産要素が可変生産要素ととらえられる場合を長期とし, それ以外を短期とする ・短期の生産者行動 L を適切に選ぶことで費用最小化  x を適切に選ぶことで利潤最大化 以上の2段階 ・費用最小化と費用関数 min(wL+rK) (L) 短期の費用関数 C(x) 平均費用 AC(x) = C(x)/x 限界費用 MC(x) = dC(x)/dx 平均費用と限界費用は下向き凸型グラフ 平均費用曲線 限界費用<平均費用 右下がり 限界費用>平均費用 右上がり x0を最小最適生産規模という ・利潤最大化 利潤:π(x) = pxーC(x) 限界利潤:dπ(x)/dx=d(px-C(x)/dx = p-MC(x) 限界利潤が正ならば生産を増やす負なら生産を減らす 最適解は p=MC(x)を満たす生産量x ・生産中止価格 平均可変費用関数の最小値を生産中止価格とよぶ この価格を下回ると生産を停止したほうがよい  psd = minAVC(x) AVC(x1) p